さまよう刃

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)

読んでいて光市母子殺害事件が重なりました。本村さんも長峰のような気持ちを抱いていたのかも知れないと思うと、やはり加害者を守るような法には憤りを感じます。
私は菅野や伴崎のように、人の命を奪った人間に更生させる価値はないと思います。更生したところで被害者や遺族に何の益がある?被害者が受けた痛みと同等、いやそれ以上の痛みを味わわせてやりたい、それが私が加害者に対して抱く感情です。
「法律って一体誰のためにあるんだろう」「法律家もただ機械的に、過去の判例と照らし合わせたりするだけで、何も考えない方がいいのか」
みんながみんな感情論で人を裁くなんてことはあってはいけないから法律があるわけで、でも過去の判例だけで目の前の事件が片付けられるのはやっぱり悲しいなと思います。結局感情論になってしまうけど・・。