あかんべえ

あかんべえ(下) (新潮文庫)

あかんべえ(下) (新潮文庫)

ここ2年くらいはずっと東野圭吾作品にハマってたので、宮部作品は久しぶりなのですが、やっぱり上手いなぁと思いました。
正直、私はあんまり時代物の小説が好きじゃないので、どっちかと言ったら現代的なミステリーを読みたい方なんですが、評判もいいみたいだし、まぁ宮部さんだったらそこまで当たり外れはないだろうと思ったのが読むきっかけでした。
やっぱり最初の方は取っ付きが悪かったけど、下巻に入るとどんどんお化けの正体や過去が分かるようになって、加速度を増すようにおもしろくなっていき、ラストはしんみりして少し泣いてしまいました。主水助さんがすごく好きだったから、それに関するシーンなんですけどね。
でもやっぱり現代が舞台の方が私は好きかな。